コロナ禍によりリモートワークが始まった。 これにより自分好みのオフィス環境で仕事ができるようになった。 そこで、自分のデスク周りのアイテムを紹介していく。
「座りぱなしは第2の喫煙」と言われるように、仕事中の体の不調は座位によって生じるものが多い。
一般的に座位は立位に比べて疲れにくいイメージがある。 実際には座位は上半身の重力が尻に集中している状態なので、長時間座りぱなしでいることは腰痛の原因になる。 一方で立位は二本足でバランスを取る必要があるため、ふくらはぎの筋肉と脳が疲れる。
要は「座ること」「立つこと」自体に問題があるのではなく、「同じ姿勢を続けること」に問題がある。 これを解決するのが昇降デスクである。
昇降デスクの選び方
電動式昇降デスクの昇降には注意を払う必要がある。 例えば耐荷重70kgのデスクを降下させているときに、天板下にモノ (デスクチェアなど) があると、70kgの力で押し潰されることになる。
余談だが、ポモドーロテクニックを実践してポモドーロサイクルの中で昇降を切り替えることを試して欲しい。 ポモドーロの小休憩とデスクの昇降でデスクワークの体への負担が大幅に減り、明らかに生産性が上がる。
FlexiSpotのデスク天板に使うために購入した。 このテーブルの脚はドライバー一本で簡単に取り外すことができ、オーク突板の幅160cmの天板を簡単に手に入れることができる。
天然木の質感を楽しみたい勢の間では、KANADEMONOで天然木のデスク天板をカスタムオーダーすることがメジャーなのだろう。 しかし、塗膜なしの天然木はオイル塗布などの定期的なメンテナンスが欠かせない。 また、水分や熱に弱く、熱い飲み物をこぼすとシミになってしまう。
私のように「突板でもよいので天然木の質感を気軽に楽しみたい」という方には無印良品のオーク材シリーズはおすすめだ。 無印のオーク材は商品によって塗装方法が異なり、それにより耐久性が異なる。 詳しくは無印良品公式の以下ページを参考にしてほしい。
また、恐らく天板内部に薄い金属板が入っており、これにより160cmという幅でも中央が重さでたわむことがないようになっている。
高級チェアメーカーのハーマンミラー製品の中のエントリーモデル。
オシャレなデザインでインテリア性も高く、高級チェアならではのカスタマイズ性も兼ね備えている。
また、ハーマンミラーは高い耐久性を売りにしており、厳しい耐久テストをクリアした商品だけが出荷される。 セイルチェアの12年保証はハーマンミラーの耐久性に対する自信を裏付けている。 私はセイルチェアを4年間ほど使っており、定期的に硬いブラシで座面を掃除をしてきたが、未だに座面に綻びの一つも見られない。
購入したらまず、座面の前傾チルトを試してほしい。 座面が前傾することで、地面からの垂直抗力を上半身に伝えやすくなり、腰の負担が減る。
欠点はメッシュ状の背もたれに埃が溜まりやすく、掃除が大変なことである。
購入時¥75,600だったセイルチェアも、円安の影響かAmazonで10万超えになってしまっている。 最近ではLogicoolとコラボしたセイルチェア ゲーミングエディションも発売され、執筆時点 (2022/8/6) では期間限定の割引込みで通常版より安く販売されているので是非チェックしてほしい。
プライベートとリモートワーク兼用のモニターである。
このモニターを選んだ理由として
が挙げられる。
一つ工夫が必要なのは、ラップトップがスリープしてしまうとUSBが転送されないため、手元でスリープの解除ができない。 そこで、トラックボールはモニターに接続したUSBレシーバとは別にBluetoothでも接続することにした。 これにより、ラップトップがスリープしている状態でもBluetooth接続に切り替えたトラックボールでスリープを解除できる。
私はマウスよりトラックボール派である。 以前はこれの上位モデルに当たるMX ERGOを使っていたが、MX ERGOは表面がラバー製となっており1年半ほどでボロボロになってしまった。 そのため敢えて下位モデルのM575をオススメする。
コロナ禍中のリモートワークではビデオ通話の頻度が増えた。
ラップトップにビルトインされたマイクはラップトップのスピーカーから発せられる音を拾ってしまうことが多く、ハウリングが起きやすい。 あるいは拾ったスピーカーの音をノイズキャンセリングしようとして、発声まで削られてしまうこともある。 これはリモートワークにおけるコミュニケーションの大きな障壁になっていた。
マイクを選ぶ上で重要なことは指向性だ。 あらゆる方面から音を拾うマイクは後方のスピーカーの音も拾ってしまうため、ハウリングが起きやすい。 (逆に、会議室のデスク中央に置くタイプのマイクは買うべきではない。あれでロクに会話できた状況を私は見たことがない。)
Razer Seiren MiniはゲーミングPCサプライの海外メーカーRazerのマイクである。 以前はBlue Yeti Nanoを使っていたが、1年ほどで故障してしまったため買い替えた。 (Blueは丁寧に交換対応に応じてくれたが、既に代替を購入済みだったことから交換品はメルカリで売却した)
小休憩のお供にリフレッシュがてらの軽い筋トレはいかがだろうか。 巻き肩にもよく効き、同僚にも使わせてみたところ絶賛されたグッズ。値段も ¥1,700 ほどで安価。